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主に旅での出来事につき、ツイートでは語り切れなかったことを書いたりしたいと思います。

新安の旅[201712_03] - 2年越しの念願のあの場所へ、そして島特産のホンオフェに舌鼓を打つ黒山島の夜

前回のエントリーの続きです。

昨年(2017年)12月の全羅南道(チョルラナムド)を巡る旅の1日目(2017年12月1日(金))、新安(シナン)郡の黒山島(フクサンド)訪問記の続きです。

午後6時。この日の宿である「黒山ビーチホテル」の夕食の時間です。
ホテル1階の食堂にはこの日の全宿泊客が集合。私のほかは島内一周観光でご一緒した夫婦らしき男女、そして50代前後とみられる男女7人ほどのグループ。ホテルの近くには飲食店がないので、みんな待ちかねていたのでしょう。

 

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運ばれてきた料理。美しい菱形に並べられます。
ここで初めて従業員と思しき方が登場しますが、私を港まで迎えに来て島内一周観光タクシーを手配してくださった男性も配膳を手伝います。やはりこの方がサジャンニム(直訳は「社長様」。ここでは「主人、オーナー」の意)なのでしょうか。

 

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料理は総じておいしかったのですが、中でも特によかったのは写真2枚目、近隣の多島海名産のウロク(우럭:クロソイ)と思しき焼き魚、そして3枚目のヘムルポックム(シーフードの炒め物)。
しかし、この日はこの後にも食事を予定していました。黒山島に来たからには、どうしても口にしたいあの特産品です。そのため焼き魚やヘムルポックムなどメインの料理は完食しつつも、パンチャン(おかず)については少しだけ残さざるを得ませんでした(すみません……)。

旅客船ターミナルがあるため飲食店が集中する曳里(イェリ。里は日本でいう「大字」に相当)までは徒歩で20分近くかかります。タクシーを呼んでもらうようお願いしたところ、なんとホテルの車に乗せて無料で連れて行ってくださることに。承諾したのも運転も、やはりあのサジャンニムらしき男性。ホテルと名のつく施設で一人の方がここまで何役もこなすのは初めての経験です。

 

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曳里に到着。すでにあたりは真っ暗です。
この日2度目の夕食の前に、黒山島に来たらどうしても行きたかった場所へ向かうため裏路地を進みます。

2015年11月、ある方のツイートに添えられた韓国のどこかの街角の写真がたまたま目に入りました。夕暮れどき、狭い裏路地を挟んだ2軒の酒場を撮ったその写真は、私の旅情をかき立てるのに十分すぎるほどでした。写っていた店の屋号などからそれが黒山島の曳里であると知って以来、どうしてもその場所を訪れたいとの願いは募る一方。

 

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それから2年、やっと念願かなってあの場所に立つことができました。
情感あふれる島の酒場のたたずまい、狭い裏路地の向こうにはどこか寂しげに灯る街灯、そして遠くには曳里港の海。夢にまで見たあの光景を目の当たりにし、しばし感慨にふけっていました。写真は同じ位置で私が撮影したもの。私が見たあの写真とは比較自体が申し訳ないほどつたない写真ではありますが、それでも私があの日感じた旅情がその断片でもみなさまに伝わることを願っています。

 

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電気が灯っていた両側のお店に入りたい思いもありましたが、今回はすでにチェック済みである別のお店へ向かいます。あの場所の2つの酒場の玄関が面する裏路地沿いにある「ソヒャンジョン」。距離は東側にわずか20mほどです。

 

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ソヒャンジョンのメニュー表。注文するのはもちろん、その名を全国に轟かせる黒山島特産のホンオ(홍어:ガンギエイ)の刺身、ホンオフェです。ホンオの旬は11月から4月までとされていますので、12月のこの日はまさに旬真っただ中。「싯가(時価)」とあるメニューを頼むのは28回目の渡韓にして初めて。確認すると45,000ウォン(約4,730円:当時)とのこと。

 

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やって来たホンオフェ。とてもいい色です。こちらのお店では、酢コチュジャンまたはゴマ油に塩を溶いたものにつけて食べます。
まずはひと口。ああ、うんまい。ホンオ特有のコク深さがたまりません。
軟骨魚類であるホンオは血液中に尿素を含むため、時間が経てば経つほど身が発酵し、それに伴う加水分解により発生するアンモニアの強烈な臭いを放つことになります。ホンオを口にした経験がなくとも、「ホンオフェ」という名前とその臭いをワンセットでご存じの方は少なくないことでしょう。しかしこちらのホンオフェ、アンモニア臭はあるとはいえ、過去にマート(大型スーパー)で購入したものに比べるとずっと控えめです。それもそのはず、輸入品はもとより国内産ホンオでも「陸地」(ユクチ。韓国では「本土」をこう呼ぶ)で食べるものに比べると、ホンオの水揚げ地である黒山島は食卓に供されるまでの経過時間がはるかに短いため、発酵もさほど進んでいないというわけです。これが本場・黒山島でのホンオフェの特徴とされています。
加えて黒山島近海のホンオには、その表皮に生息するある種のバクテリアが他地域産のものよりも多く、それらが発酵を促進するため、他地域産にはない黒山島ホンオ特有の味があるのだそうです。

 

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ホンオフェとくれば、お酒はもちろん相性抜群のマッコリ。アルカリ性アンモニアとマッコリに含まれる有機酸との中和作用により、お腹にやさしい組み合わせだとされています。こちらのお店で出て来たのは、全羅南道木浦(モッポ)市に本社を構える「宝海(ポへ)醸造」の「純喜(スニ)マッコリ(순희막걸리)」。こうした酒場では珍しく、生ではない熱処理されたマッコリです。要冷蔵の生マッコリは離島だと輸送上の問題があるのかもしれません。

 

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私の正面、店奥側の座卓では若い男性のグループがサムギョプサルを焼いていました。彼らと親しげに話していた、やはり若い男性店員さんの友達だと思われます。その店員さんが気を利かせて、サムギョプサルを少しだけ分けてくださいました。
ホンオに豚肉といえば、やるべきことは決まっています。パンチャン(おかず)のキムチをあわせて、ぱくり。
なにこれ、超うんまい。
ホンオフェと豚肉、そしてキムチを重ねて食べるものを韓国では「三合(삼합:サマッ)」と呼び、ホンオの最もぜいたくな食べ方のひとつとされています。三合に用いる食材は、正式には「スユク(수육)」とも呼ばれる茄で豚に「ムクンジ(묵은지)」とも呼ばれる酸っぱい熟成キムチですが、焼いたサムギョプサルに普通のキムチでもそのうまさは十分すぎるほど感じられます。この組み合わせを考えた人、一体何者なのでしょうか。尊敬に値します。
ちなみに、ホンオ(漢字で「洪魚」とも書く)と相性抜群の濁酒(탁주:タクチュ。マッコリなどの濁り酒)を飲みつつこの三合を食べることを、その頭文字を取って「洪濁(홍탁:ホンタク)」といいます。

 

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こちらのお店「ソヒャンジョン」の営業時間は不明です(確認してきませんでした……すみません)。黒山港旅客船ターミナルからは徒歩約6分(約480m)で到達できます。おいしい料理に加えホスピタリティの高さ、次回の黒山島訪問時にもまた寄りたいと思うお店です。

ソヒャンジョン(소향정:全羅南道 新安部 黒山面 曳里2キル 70 (曳里 194-20))

 

そうしてホンオフェを食べている間、下手っぴな韓国語で店員さんたちと歓談していると、なんと店員さんの車でホテルまで送っていただけることに。結局、この夜の曳里への移動は往復ともご厚意に甘える格好となりました。
韓国の地方旅ではときどき、このような不意の親切に遭遇することがあります。それを期待してはいけないと思いつつも、ついつい甘えてしまうのが正直なところです。私も今後もし日本を訪れた旅行者との出会いがあったならば、韓国からの旅行者に限らず、同じように温かく接しなければと強く思います。

 

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部屋に戻り、ベランダから眺めた夜の曳里港。空にはぽっかりお月様。

 

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明けて旅の2日目、2017年12月2日(土)の朝です。この日も黒山島はいい天気。

 

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黒山ビーチホテルの朝食は、写真のチョンボッチュッ(アワビ粥)。飲食店ならば15,000ウォン(約1,500円)前後はするメニューです。これがまたうんまい。しかも、おかわり自由という。他の宿泊客の方々に配慮しつつ、2回もおかわりしてしまいました。付け合わせのパンチャンはまたも美しい配列。

チェックアウト。受付はもちろんあのサジャンニムです。ホテルの送迎バスで他の宿泊客と一緒に旅客船ターミナルまで送ってくださるとのことでしたが、朝の黒山島散策を兼ねて一度くらいは曳里まで歩いてみたかったので今回は遠慮し、徒歩でホテルを発ちます。
サジャンニムはじめ黒山ビーチホテルのみなさま、大変お世話になりました。おかげで充実した旅となりました。

 

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ホテルのある鎮里(チルリ)から旅客船ターミナルのある曳里まで、キャリーバッグを引きつつ海岸沿いを歩きます。

 

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写真はその途中、漁船の帰りを待ちわびる漁港の人々。絵になります。

 

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黒山港旅客船ターミナルに到着。とはいえまだ1時間ほど余裕があるので、早朝の曳里の街を散策します。

 

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旅客船ターミナルがある曳里は島最大の漁港がある港町であり、また島の玄関でもあるため多くの飲食店や民宿が軒を連ねています。飲食店は特産のホンオをはじめ近海の海の幸を扱う店が大半で、ほとんどの屋号が「○○수산(水産)」となっています。店先にはそれら海産物たちの生け簀が。黒山島に限らず韓国あちこちの市場などでよく見る光景です。

 

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干物にするために吊るされた魚。一見してホンオかと思いましたが、どうやらアグ(アンコウ)のようです。

 

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昨夜も訪問したあの場所へ。日中はこんな感じです。

 

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昨夜ホンオフェを食べた「ソヒャンジョン」がある曳里の裏路地。

 

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曳里の裏路地。人はなぜ裏路地に惹かれるのか。

 

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旅客船ターミナルの近くには、私のような観光客目当てとみられる露店がいくつか出ていました。
せっかく黒山島へ来たのですから、ひとつくらいはホンオの土産物を買って帰りたいところです。まあ自分用だけどな!

 

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購入したのは写真の干しホンオ(パッケージの電話番号は隠しています)。おいしかったです。軟骨のコリコリした食感がまたたまりません。ジップロックで二重に包んでも同じバッグの布製品に移るほどには臭いが強いのが玉にキズですが。

 

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黒山港旅客船ターミナルのそばには、旅客機の形のバルーンが置かれていました。「空港建設で雄飛する黒山島」と書かれています。
黒山島では現在、2020年の開港を目指して「黒山空港」が建設中です。滑走路の長さは1,200m弱と短いためプロペラ機しか発着できませんが、それでも完成後にはソウル・金浦空港から1時間以内で結ばれるようになるとのこと。木浦港から1時間50分、ソウル駅からだとKTX乗車時間&乗船時間だけでも計4時間半を要する現状と比べると劇的な時間短縮となります。写真2枚目は本年(2018年)6月に金浦空港にて撮影した宣伝パネル。

 

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f:id:gashin_shoutan:20180807225457j:plainそろそろ乗船時間。黒山港旅客船ターミナルに戻ります。
写真2枚目はターミナル内にあった「海洋安全体験館」というスペース。同様のスペースは木浦港沿岸旅客船ターミナルにも、黒山島の次に訪問した島の旅客船ターミナルにもありました。韓国ではこのようなスペースを通じ、海難事故への啓発を行なっています。
こうした啓発活動は以前からあったとは思いますが、やはり2014年4月16日のセウォル号沈没事故が少なからぬ影響を与えているのでしょう。あの当時「いかに韓国がダメか」に終始した日本メディアの報道とその消費者たちとのスタンスの違いが如実に示されています。洞爺丸や紫雲丸の沈没事故などで海難事故の悲惨さとその対策の難しさを幾度となく体験しているはずなのですが、対象が韓国だとこうまで認知が歪むという現実。

 

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木浦港発のこの日最初の高速船が黒山港にやって来ました。正面から見ると双胴船であることがよく分かります。黒山港を午前9時50分に発つこの船で、次の目的地の島へと向かいます。
本音を言えばもう少しじっくりと黒山島内を見物したかったのですが、スケジュールの都合に加え、海が荒れやすい冬期は欠航のリスクも高まるため、乗船できるときに乗っておかなければなりません。
さらば黒山島。いつか必ず再訪することを誓い、島を後にします。

それでは、次回のエントリーへ続きます。

 

【おまけ】
以下、私の経験をもとに、黒山島の旅のTips的なものを簡単に紹介いたします。お役に立てるようであれば幸いです。

 

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●黒山島へのアクセスについて
黒山島へのアクセス手段は全羅南道木浦市KTX湖南線(ホナムソン)の終点「木浦」駅からタクシーで約5分の距離にある「木浦沿岸旅客船ターミナル」発の高速船に限られています。
木浦と黒山島とを結ぶ高速船は1日4往復。うち2往復は黒山島のさらに西に浮かぶ天然記念物の島・紅島(ホンド)発着であり、1往復は黒山島発着、そしてもう1往復は黒山島のはるか南西沖、韓国最南西端の島でもある可居島(カゴド)発着の便です(以上、2018年8月現在)。運行会社は「東洋高速フェリー」(동양고속훼리:トンヤクコソクフェリー。以下「東洋高速」といいます)と「南海高速」(남해고속:ナメコソク)の2社であり、奇数日と偶数日とで各便交互に入れ替わります。
写真1枚目は前回も紹介した木浦沿岸旅客船ターミナルのチケットカウンター。人が並んでいる向かって左側はこの日私が利用した東洋高速の窓口で、南海高速の窓口(写真中央の「15:30」と表記がある場所)とは別になっています。写真2枚目は前述の黒山港旅客船ターミナル。こちらは手前側が南海高速、向こう側が東洋高速とチケットカウンター自体が分かれているのでので要注意です。
なお高速船は悪天候に弱いため、海が荒れた場合には欠航となります。黒山島が位置する西海(黄海)の外海はただでさえ海が荒いうえ、特に海が荒れやすい高い冬には欠航率も高まるようです。不意の欠航に伴う旅程変更を考慮し、余裕を持たせたスケジュールでのご訪問を強くおすすめいたします。
黒山島を含む西海南部海域の天気・波高予報は、韓国気象庁のこちらのページで確認できます。

 

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●黒山島行き高速船の予約方法について
今回の旅で乗船した高速船全3便のうち、前回エントリーの冒頭にて紹介した木浦発黒山島行きの便は、韓国海運組合の提供する無料アプリ『가보고싶은섬』(カボゴシップンソム:「行ってみたい島」の意)を通じて予約購入しました。画像左上はアプリの初期表示画面、続いて右上は目的地の選択画面、そして下段は木浦発黒山島行きの便の一覧画面です(いずれも日本語表記は説明のため挿入したものです)。「等級」の欄が船室の1階と2階とで分かれていますが、黒山島行きについては通常は同料金です。このアプリ上では黒山島が「大黒山島」(대흑산도:テフクサンド)と表記されており、「ㅎ」ではなく「ㄷ」の項目にあるので注意が必要です。
このアプリの利点は、韓国の「信用力ード」(신용카드:シニョンカードゥ。一般名詞としては「クレジットカード」の意ですが、狭義では韓国国内で発行されたカードに限定されます)でなくとも支払いに使用できること。この障壁のため、いままで何度泣かされてきたことか。
反面、このアプリは日本(韓国国外)ではダウンロード不可という難点があります(前述のリンク先へ直接飛んでも不可)。そのため私は前回の釜山訪問中に入手しました。韓国の島旅をご検討の方は、別の韓旅の際に前もってのダウンロードをおすすめします。
それと、妙なことに2017年12月の運航分は南海高速の便が表示されず、同月2日(旅の2日目)に乗船を予定していた同社の2便については前日の木浦入りまで予約ができませんでした。ちなみに本エントリー更新直前の2018年8月20日時点で同年10月の運行分を検索したところ、今度は逆に東洋高速の便が表示されない現象が発生したものの、8月28日時点では正常に表示されるようになりました。このアプリではタイミングによりたまにこうしたことがあるようですが、一方の会社が運休するわけではないのでその点はご安心願います。 

 

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●黒山島の公共交通について
今回の旅では利用しませんでしたが、黒山島内には路線バスが運行されています。
いずれの路線も、起点は黒山港旅客船ターミナルから近い「曳里(예리:イェリ)」バス停(写真1枚目)。黒山ビーチホテルなどがある「鎮里(질리:チルリ)」方面へ向かう「서면방면(西面方面)」と、島東岸の「沙里(사리:サリ)」方面へ向かい島を時計回りに一周する「동면방면(東面方面)」の2系統に大別され、前者については「鎮里」の次の「邑洞(읍동:ウプトン)」止まりの便と、さらに島西岸の「比里(비리:ピリ)」方面へ向かい島を反時計回りに一周する便の2種類があります。島を一周する便は西面・東面とも1日4便で、それぞれ最終便は夏期と冬期とで時刻が若干異なります。2枚目の図は前回も紹介した黒山島の地図(バス停を緑色で示しています)、そして3枚目の写真は「曳里」バス停の時刻表(2017年12月時点:日本語表記を一部補足)。

 

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●黒山島の島内観光について
前述したように黒山島内の路線バスは便数が限られているため、島内の観光には前回エントリーにて紹介したタクシー貸切での島内一周観光をおすすめいたします。
私が利用したときの所要時間は約1時間半で、料金は1人あたり15,000ウォン(約1,580円:2017年12月当時)。3人で利用したので単純計算だと計45,000ウォンとなりますが、これが各業者均一の1台あたり料金かどうかは分かりません。どこかのサイトで1台60,000ウォン(約6,000円:2018年8月現在)という情報を目にしたこともありますので、まずは金額を確認のうえご利用いただくことをおすすめいたします。

 

f:id:gashin_shoutan:20180807222147j:plain●黒山島の宿泊について
黒山島には前述した島唯一のホテル「黒山ビーチホテル」(写真)のほか、いくつかの民宿が営業していますが、私が調べた限り大手ホテル予約サイトではいずれも検索結果に表示されませんでした。
設備もきれいで料理もおいしく、なにより前述したようにサジャンニムらしき男性が親切でしたので、個人的には黒山ビーチホテルのご利用をおすすめいたします。ネット予約はなく電話受付オンリーですが、私のつたない韓国語でもご理解いただけたうえ、宿泊料も現地払い(前金不要)ですのでさほどハードルは高くないと思います。私が利用したときは1人1部屋、1泊2食付きで84,000ウォン(約8,820円:2017年12月当時)でした。繁忙期には若干高くなるようです。

黒山ビーチホテル(흑산비치호텔:全羅南道 新安部 黒山面 黒山一周路 180-19 (鎮里 31-1) 電話予約:061-246-0090) [HP]

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