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宝城の旅[201710_05] - 大河小説の舞台にもなった「宝城旅館」、コマク定食にコマク祭りと筏橋コマク三昧の旅

前回のエントリーの続きです。

昨年(2017年)10月の光州(クァンジュ)広域市や全羅南道(チョルラナムド)高興(コフン)郡などを巡る旅、2日目(2017年10月28日(土))です。

 

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高興郡の鹿洞(ノクトン)バス共用停留場から1時間ほどで、この日の朝も通過した筏橋(ポルギョ)バス共用ターミナルに到着。ここで市外バスを下車します。この日の宿、そして次の目的地がこの街にあるためです。

 

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筏橋邑(邑(ウプ)は日本の「町」に相当する地方自治体)は、全羅南道宝城(ポソン)郡に属する人口約1万3千人の街です。筏橋の名は、街の中央を流れる筏橋川(ポルギョチョン)にかつて筏(いかだ)をつないだ橋があったことから付いたとされています。日帝強占期には陸路と海路を結ぶ交通の要衝として急発展し、五日市の開催などで往時は大変な賑わいだったといいます。そのため植民地支配を通じての収奪を目的とした日本人も多数入植し、他地域よりもその比率が高かったそうで、後述する旅館のような日本式の建築物も残されています。
韓国の人々にとって筏橋といえば、何と言ってもその面する汝自湾(ヨジャマン)の干潟で獲れる貝、コマク(꼬막)の産地として知られています。また、幼年期にここで暮らした経験もある作家の趙廷来(조정래:チョウ・ジョンネ、1943-)氏による、1940年代末から朝鮮戦争に至る激動期の群像を描いた全10巻の大河小説『太白山脈』(태백산맥)の主舞台としても有名で、街中には小説に登場するスポットがいくつも点在しています。

 

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「麗水(ヨス)ではお金の自慢をするな、順天(スンチョン)では人物の自慢をするな、筏橋では拳の自慢をするな」という言葉があります。これは筏橋がかつて全羅南道南東部地域の一大商業地であり、「チュモッぺ」(주먹패:直訳すると「拳の輩」の意)などと呼ばれるやくざ者も多く流入していたことから生まれた言葉ですが、現在ではともに人口約28万人、同地域の2大中核都市である麗水・順天の両市と並び称されるほど発展していた名残でもあります。
筏橋の人口はピーク時の1966年には4万5千人にも達し、市昇格(当時の法律では人口5万人以上の邑であることが条件)まであと一歩に迫りましたがその後激減、現在は最盛期の3分の1未満にまで落ち込んでいます。それでも宝城郡の郡庁(郡役所。韓国には郡にも行政機関があります)所在地である宝城邑よりは上回る状況がずっと続いており、以前には韓国の市庁・郡庁所在地以外で唯一の登記所も所在していました。ちなみに宝城邑へのライバル意識は昔から強いようで、小説『太白山脈』にも筏橋の警察署が宝城のそれより格上であることを自慢げに語る描写が登場します。

 

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筏橋バス共用ターミナルは、筏橋邑の人口が現在の3倍以上だった1972年に開業。加えて当時は交通の要衝でもあったことから利用者が多く、写真のだだっ広い建物にて建設されました。しかしその後の衰退に伴い、現在はバスの便こそ一定数あるものの、内部のテナントはほぼすべて空店舗になっています。唯一残った売店も閉まる夜間は乗り場と券売所付近の一部しか点灯しておらず、日中以上にうら寂しい雰囲気が漂います。 

 

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こちらは日中に撮ったターミナルの玄関。珍しく漢字のみで「筏橋共用停留場」と表記されています。

 

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ターミナルを出て、夕闇が迫る中をこの日の宿へ歩いて向かいます。

 

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到着したのは、この日の宿「宝城旅館(ポソン・ヨグァン)」。
こちらの建物は1935年築の純日本式建築で、新築当初から高級旅館として用いられました。小説『太白山脈』にも討伐隊の宿舎となった「南道旅館」として登場します。光復(日本の敗戦による解放)後は店舗などに使用されつつも徐々に老朽化が進行する中、2004年には国家指定登録文化財第132号に指定、そして文化遺産国民信託による2年間の全面改装を経て、2012年には再び旅館として開業しています。

 

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宝城旅館には、母屋(本館)とは別棟に大小合わせて7つの客室があり、いずれも筏橋周辺にある山の名前が付けられています。
今回泊まったのは写真の3号室「日林山(イルリムサン)」。広さ3畳ほど、いちばん狭い部屋のひとつです。建物は日本式ですが、客室は韓屋(ハノク)仕立てとなっています。もちろん床にはオンドルも。ただし、トイレとシャワーは共用です(いずれも清潔でした)。この狭さ、しかもトイレ・シャワー共用で8万ウォン(約8,400円:2017年10月当時)とはちょっと(かなり?)お高めですが、それ自体が文化財である歴史的建築であるうえ、なによりも全巻読破した『太白山脈』の舞台のひとつでもあるこの旅館での宿泊は、私にとって格別な思いがあります。

 

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こちらの写真は2016年秋に宿泊した1号室「帝釈山(チェソクサン)」。こちらは専用トイレ・シャワールーム付きで10万ウォン(約10,500円:同)。部屋も少し広いうえ窓と流し台もありますので、2万ウォン高くても断然こちらがおすすめです(2017年は3号室しか空いてませんでした……)

 

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一般的なホテルの客室には引き出しの中に聖書がありますが、ここ宝城旅館では『太白山脈』の第1巻が入っています。

 

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宝城旅館の客室の鍵。ごっついです。

 

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以下はこの日の翌朝に撮影したものです。各客室が面する中庭。

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客室の外側にあった煙突。

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母屋の1階には筏橋の歴史と旅館建物の沿革、邑内に点在する『太白山脈』の舞台の案内パネル(写真)が。

 

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母屋1階、趙廷来氏の執筆室を再現したスペース。

 

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宝城旅館の母屋の2階は広々とした畳部屋となっています。かつての宴会場だったのでしょうか。宝城旅館では貸切で提供しているようですが、普段は解放されています。韓国ではこうした畳部屋は珍しさから人気があるようで、後に訪れることになる大邱(テグ)広域市や全羅北道(チョルラブット)群山(クンサン)市の日本式建築をリノベしたカフェでも畳部屋がちょっとしたセールスポイントになっていました。

 

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畳部屋の窓から眺めた、旅館前の通り「太白山脈キル」。 

 

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宝城旅館は、午前10暗から午後5暗までは宿泊客でなくとも入館料1,000ウォンで見学でき、1階のカフェも利用できます。月曜休館(宿泊のみ営業)。
宿泊料は1部屋あたリ1泊8万~15万ウォン(定員内なら人数を問わず均一)。宿泊予約は公式HPからのオンライン予約のみ、しかも事前入金が必須ということで日本在住者にはかなりハードルが高いです(私は別の方に予約&入金をお願いしました)。それでも、名作大河小説の一舞台でもある文化財建築に宿泊するという貴重な体験は、何物にも代え難いものです。また宿泊客でないと見られない真夜中の中庭の風景などは、あくまで韓国の方々が保全してきたという前提において実に美しく、『太白山脈』の読者でなくとも感銘を得られることと思います。筏橋市街、あるいはバスで約35分前後の「楽安邑城(ナガンヌプソン)民俗マウル」(낙안읍성 민속마을:写真3枚目)の観光とあわせて、宿泊体験をおすすめいたします。

宝城旅館(보성여관:全羅南道 宝城郡 筏橋邑 太白山脈キル 19 (筏橋里 640-2)) [HP]

 

宝城旅館に荷物を置き、まずは腹ごしらえから。思えばこの日は午前中に鹿洞港でチャンオタンを食べて以来、お菓子とアイスしか口にしていません。

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向かったのは、筏橋川にかかる「昭和橋(ソファタリ)」を渡った先の「チョンガネ元祖コマク会館」。
名産のコマクをふんだんに用いたパンチャン(おかず)がたくさん出てくる筏橋の名物料理、「コマク定食(チョンシク)」(꼬막정식)がその目当てです。

 

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やって来たコマク定食。白米を含めると大小含めなんと21皿(醤油除く)。
うち8皿にコマクが入っています。

 

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ところで、一般に「コマク」と呼ばれる具には、実は大別して3種類あります。
個別の料理の紹介とあわせて、3つのコマクについてそれぞれ説明したいと思います。

 

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まず最初は「チャムコマク」(참꼬막)。
和名は「ハイガイ」、学名は「Tegillarca granosa」。これこそが本来の筏橋名産のコマクであり、韓国語で「真の」を意味する「チャム」を付けて他と区別されます。体液にヘモグロビンを含むためワ夕(内臓)が黒っぽいのが特徴。秋夕(チュソク。旧暦8月15日)からソルラル(旧正月。旧暦1月1日)までの期間が旬とされます。味は若干のクセがありますがおいしく、個人的には3つのコマクの中でベスト。天然物は近年激減しており、養殖物も生育に3~4年を要することから、3つのコマクの中では最も高価なものとなっています。ちなみに日本ではかつての産地であった児島湾(岡山県)の干拓以後ほとんど産出せず、流通することもめったにないようです。

【見分け方のポイント】殻のひだが太くて深く、本数が少ない(17本前後)。

写真は、チャムコマクをシンプルに塩茹でした「トンコマク」(통꼬막)。うんまい。これぞザ・コマク。ワ夕のわずかな苦味がいいアクセントです。

 

他のコマクとは異なり、チャムコマクは茹でても殻が開かないため、赤いペンチのような専用器具で蝶番をこじ開けて食べます。その開く瞬間、「パカ!」という気持ちよい音がするのです。その様子を動画に撮ってきました(撮影の都合で片手だけで作業しているので、もたついているのはご容赦ください……)。 

 

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続いて「セコマク」(새꼬막)。
和名は「サルボウガイ」、学名は「Anadara kagoshimensis」。「セ」とは「新しい」の意。ソウルや釜山などの飲食店のメニューにある「コマク」は大抵これ。サイズはチャムコマクとほぼ同じ。クセがほとんどなく、誰にでも好まれそうな味です。サルボウガイとは耳慣れない名前ですが、日本で販売されている「赤貝の缶詰」は大体がこの貝だそうで、多くの方が知らず知らずのうちに口にしていることでしょう。生育期間が約1~2年と比較的短いことから大半が養殖物であり、価格もチャムコマクよりはずっとお手頃です。

【見分け方のポイント】殻のひだが細くて浅く、本数が多い(32本前後)。

写真は、セコマクをホイル焼きした「コマックイ」(꼬막구이)。純度100%の濃厚なセコマクの味が格別にうんまかったです。

 

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そして最後は「ピコマク」(피꼬막)。
和名は「アカガイ」、寿司ネタでもおなじみの赤貝です。学名は「Anadara broughtonii」。「ピ」とは韓国語で「血」のことで、赤い体液のため身も赤っぽいことからこの名が付いており、「血の貝」を意味する「ピチョゲ」(피조개)とも呼ばれます。殻を含む重量あたりでは3種類のコマクの中でいちばん安価。

【見分け方のポイント】チャムヨマクやセコマクよりもふた回りほど大きく、殻に黒い毛のようなものが密生しているので容易に区別がつきます。

写真は、ピコマクを塩茹でした「トンコマク」。こちらもおいしいです。身が大きいのでいい感じの食感があります。ちなみに右の味噌汁のようなものはチャムコマク(たぶん)入りテンジャン(韓国味噌)スープ、「コマクテンジャンクッ」(꼬막된장국)。

 

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こちらの写真は後述する「筏橋コマク祭り」会場にて撮ったもの。左から順にピコマク、セコマク、チャムコマク。値段はいずれも1kgあたり。3つのコマクの価格関係がよく分かることと思います。

 

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生のセコマクをヤンニョムに漬けた「ヤンニョムコマク」(양념꼬막)。身がぷりぷりしています。うんまい。
コマク定食には以上のほか、プチムゲ(チヂミ)の具材にコマクを入れた「コマンプチム」(꼬막부침)や、コマクを辛いヤンニョムソースで和えた「コマンムチム」(꼬막무침)などのコマク料理が含まれます。またグループでの来店者には、豚肉の代わりにコマクの天ぷらを入れた酢豚「コマクタンスユク」(꼬막탕수육)も出て来るようです。食べたかった……

 

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こちらは「ナクチホロン」(낙지호롱)といい、ナクチ(テナガダコ)を串に巻きつけヤンニョムを付けて焼いたもので、全羅南道ではよく見かける料理です。

 

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そしてコマク定食のメインディッシュ、コマクピビンパッ(ビビンバ)。あらかじめ海苔の入った器に白米とコマク入りヤンニョムジャン、その他具材を放り込み、しっかり混ぜ混ぜして食べます。こちらのヤンニョムジャンは結構辛めなのですが、これがまたうんまいのです。

 

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こちらのお店、実は前年(2016年)に続き2度目の訪問だったりします。それというのも、2つの高評価ポイントがあるからです。
まずはなんといっても、コマク尽くしのパンチャンが総じてうんまいこと。これだけ品数があるのに、何ひとつはずれがありません。
そしてもうひとつのポイントは、コマク定食を1人分の料金で出してもらえること。筏橋の名物グルメであるコマク定食はどの店でも均一の1人分2万ウォン(約2,100円:当時)ですが、それはあくまで2人以上のグループ前提。私のようなホンパッ(혼밥:「ひとり飯」の意)だと通常は2人分、よくても1.5人分前後の料金を求められるところ、こちらのお店はほんっとありがたいです(いやまあ2人分でも食べようと思えば食べられるのですが安いに越したことはないですよね……)
こちらのお店「チョンガネ元祖コマク会館」の営業時間は午前9時~午後9時。定休日はないようですが名節(旧正月・秋夕)はお休みかもしれません。前述した通り筏橋ではイチ押しのお店です。なお、こちらに限らず筏橋の飲食店は総じて閉店時間が早いのでご注意のほど。

チョンガネ元祖コマク会館(정가네원조꼬막회관:全羅両道 宝城郡 筏橋邑 趙廷来キル 55 (回亭里 657))

 

お店を出て、この日最後の目的地へ向かいます。

 

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「筏橋コマク祭り」(벌교꼬막축제)
名産のコマクをテーマに、毎年10月下旬頃に開催されているこのお祭りが、2年連続でこの時期を選んで筏橋を訪問した最大の理由です。
例年3日間(金~日)開催されるこのお祭りでは、筏橋川沿いの道路を仕切った主会場にてさまざまなステージイベントが開催されるほか、露天商や各種コマク料理を出す飲食店、自分でコマクを茹でて食べられる体験ブースなどが出展します。
また、主会場から5kmあまり離れた真石里(진석리:チンソンニ)会場では眼前に広がる汝自湾の干潟を舞台に、コマク採集体験やノルベ(널배:日本でいう「潟スキー」。写真2枚目の絵に描かれているもの)体験など干潟ならではのイベントを開催しています(ただし私は真石里会場へ行ったことはないです……シャトルバスを用意してほしい)
韓国のお祭りが大好きなうえ、これまた大好きなコマクがお手頃に味わえることから、2年連続でやって来てしまいました。

 

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まずは主会場の一本道をぶらぶら散策し、韓国のお祭りの雰囲気をじっくり堪能します。

 

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韓国のお祭りではおなじみ、くるくる回る豚さんの丸焼きロースター。うまそうな匂いを周囲に放ちます。こんなに食べきれないよ……(冗談です)

 

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ある露天商のお店で売られていた「ほんとうにおいしいたこやき!」。
このブランド、韓国のお祭りではほんとうによく見かけます。

 

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ひと通り巡ったところで、場内の仮設飲食店の露天席へ。注文するのはもちろん、よその地域ではそうそう味わえないチャムコマクの塩茹で(トンコマク)です。
そしてコマクのおともは宝城郡の地マッコリ、「太白山脈緑茶生マッコリ」(태백산맥녹차생막걸리)。宝城邑の名産である緑茶を成分に加える一方、筏橋邑を象徴する「太白山脈」の名を冠しているのは、同じ郡に属しつつもライバル意識の強い(とされる)両邑のバランスを期しているのかもしれません。
チャムコマクも、生マッコリもうんまい。祭り会場の露天席での飲食が、味にさらなる風情を加えています。

 

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帰り道、祭り会場のそばに停まっていた屋台カー。コマクオデンにコマクトッポッキ、コマクハッパー(ホットバー。練り物を串に刺したもの)とあります。

 

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帰り道、筏橋を代表する在来市場、筏橋市場の夜景。情感あふれる風景です。

 

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宝城旅館へ戻り、日中の自転車の旅でパンパンになった脚を、そして心身を休めるのでした。

それでは、次回のエントリーヘ続きます。

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