かつてのTwitterアカウント(削除済み)の別館です。
主に旅での出来事につき、ツイートでは語り切れなかったことを書いたりしたいと思います。

伝統市場・在来市場

順天の旅[201812_07] - 韓国南海沿いの旅最強の中継都市・順天、そして旅の締めはあの酒場とソルロンタン

前回のエントリーの続きです。 2018年11~12月の慶尚南道(キョンサンナムド)統営(トンヨン)市の離島などを巡る旅の3日目、2018年12月2日 (日)です。 高速バスで統営総合バスターミナルを発ち、約2時間20分で到着したのは全羅南道(チョルラナムド)順…

統営の旅[201812_05] - 原都心で3つの統営名物をはしご、そして映画『1987』にも登場したあの教会へ

前々回のエントリーの続きです。 2018年11~12月の慶尚南道(キョンサンナムド)統営(トンヨン)市の離島などを巡る旅の3日目、2018年12月2日 (日)です。 午前7時30分に欲知島(욕지도:ヨクチド)の港を発った、慶南海運(キョンナム・ヘウン)のフェリ…

統営の旅[201811_01] - 大量の海の幸が出てくる統営の名物酒場「タチチッ」、東洋初の海底トンネル

諸事情により長らく更新を停止していました。韓国への旅ができなくなって早や半年あまりが過ぎましたが、本ブログは引き続き更新いたします。いつか、心ある誰かの道しるべとなるために。 今回からは、2018年11月30日(金)から同12月3日(月)にかけて訪問…

順天の旅[201908_05] - 曹渓山登山④美しい石造アーチの「昇仙橋」、仙岩寺門前名物のフギョムソ(黒ヤギ)トッカルビ

前回のエントリーの続きです。 本年(2019年)8~9月の全羅南道(チョルラナムド)順天(スンチョン)市を巡る旅の2日目、2019年8月30日(金)です。 この日の午前9時過ぎに「松広寺」(송광사:ソングァンサ)を発ち、曹渓山(조계산:チョゲサン、884mまた…

順天の旅[201908_01] - 麗水空港経由の順天訪問、中央市場内の気さくなご主人のマッコリ酒場

諸事情により長らく更新を停止していましたが、本日から再開いたします。今回からは、本年(2019年)8月29日から9月1日にかけて訪問した全羅南道(チョルラナムド)順天(スンチョン)市の旅をお届けいたします。前回のエントリーである全羅南道木浦(モッポ…

木浦の旅[201902_01] - 孤児のために生涯を捧げた韓日夫婦を称え記憶継承する「木浦共生園 尹致浩尹鶴子記念館」

今回はちょうど1ヵ月前(2019年2月21~24日)に訪問したばかりの全羅南道(チョルラナムド)木浦(モッポ)市などの旅を紹介したいと思います。というのも、この旅で訪問した木浦市内のある施設に関するツイートヘの反響が大きかったことに加え、旅の途中で…

ソウルの旅[201712_06] - 二人の「少女像」とソウル最後のタルトンネ、朝鮮総督府と逆向きに建てられた「尋牛荘」

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)12月の全羅南道(チョルラナムド)新安(シナン)郡などを巡る旅の3日目(2017年12月3日(土))です。 次の目的地へ向かうため、まずは首都圏電鉄(ソウルメトロ)4号線「漢城大入口(ハンソンディック)」駅で下…

順天の旅[201810_00] - 天の意に従うという名を持つ街、そしてあの映画の舞台を歩く

今回はいつもと趣向を変えて、ちょうど本エントリー公開の直前(2018年10月27日~29日)に私が訪問した街、全羅南道(チョルラナムド)順天(スンチョン)市について紹介したいと思います。 順天市は全羅南道の南東部に位置する人口約28万人、面積約907平方k…

釜山の旅[201711_05] - 日帝時代の墓石で命をつないだ避難民の村「碑石文化マウル」、庶民生活の記録に生涯を捧げた写真家

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)11月の釜山広域市を巡る旅、明けて3日目(2017年11月19日(日))の朝です。 この日最初に向かったのは、同市西区(ソグ)にある都市鉄道(地下鉄)1号線「土城(トソン)」駅。いまや釜山を代表する観光地のひと…

釜山の旅[201711_04] - 過去の人的収奪を記憶する「国立日帝強制動員歴史館」、そして辛うまナッコプセポックム

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)11月の釜山広域市を巡る旅、2日目(2017年11月18日(土))です。 南区(ナムグ)牛岩洞(ウアムドン)からタクシーに乗って向かったのは、同区内の大淵洞(テヨンドン)にある「国立日帝強制動員歴史館」。その名…

釜山の旅[201711_03] - 避難民たちの住宅となった日帝時代の畜舎が残る「埋築地マウル」と「ソマンマウル」

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)11月の釜山広域市を巡る旅、2日目(2017年11月18日(土))です。 東区(トング)凡一洞(ポミルドン)、釜山鎮市場(プサンジン・シジャン)ビルの横の飲食店街をしばらく南へ進むと、写真のトンネルが現れます。…

釜山の旅[201711_02] - 絶品のテジクッパと不遇の画家を記念した「李仲燮通り」、釜山・東区の「釜山鎮」を歩く

前々回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)11月の釜山広域市を巡る旅、明けて2日目(2017年11月18日(土))の朝です。 この日最初に向かったのは東区(トング)、前夜に利用した都市鉄道(地下鉄)1号線「凡一(ポミル)」駅からひとつ南側にある「佐川…

宝城の旅[201710_06] - 筏橋、趙廷来氏の小説『太白山脈』の舞台巡り、ムツゴロウのスープにコマクパン

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)10月の光州(クァンジュ)広域市や全羅南道(チョルラナムド)宝城(ポソン)郡などを巡る旅、明けて3日目(2017年10月29日(日))の朝です。 この日は主に、筏橋邑(ボルギョウプ。邑(ウプ)は日本の「町」に相当…

高興の旅[201710_02] - 居金島自転車の旅、「大木金太郎」の名でも知られる島出身のプロレスラーを称える「金一記念体育館」

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)10月の光州(クァンジュ)広域市や全羅南道(チョルラナムド)などを巡る旅、明けて2日目(2017年10月28日(土))の朝です。 まだ夜が明ける前の午前5時過ぎ、都市鉄道(地下鉄)1号線「農城(ノンソン)」駅近く…

光州の旅[201710_01] - 日本語表記もふんだんな光州地下鉄に大仁市場の山盛りスンデ、楊林洞の夜散策

今回からは、昨年(2017年)10月27日(金)から同月30日(月)にかけての光州(クァンジュ)広域市、全羅南道(チョルラナムド)などの旅をお届けします。 光州広域市については、本ブログでは地域別だと現時点で最も多く紹介している(今回で17回目)街なの…

春川の旅[201709_03] - 夕陽に映える「昭陽江処女像」、そして猛烈にうんまい春川タッカルビの原型を味わう

前回のエントリーの続きです。 昨年(2017年)9月の韓国・大田(テジョン)広域市、江原道(カンウォンド)春川(チュンチュン)市などを巡る旅の2日目(2017年9月2日(土))です。 「春川マッククスタッカルビ祭り」の会場をずっと散策していたら、日が傾い…

大田の旅[201709_01] - 大田の近代建築巡り、そして文字通りパンチのありすぎる謎の料理「パンチチム」

今回からは、昨年(2017年)9月1日(金)から同月4日(月)にかけての大田(テジョン)広域市などの旅をお届けします。 大田広域市は、韓国(朝鮮半島南部)でも中央のやや西寄りに位置する人口約160万人の大都市です。元々は忠清南道(チュンチョンナムド)…

大邱の旅[201706_05] - 大邱が生んだ偉大な歌手を再描写する「金光石タシクリギギル」、そして「北城路練炭プルコギ」

前回のエントリーの続きです。 韓国・大邱(テグ)広域市を巡る旅、2日目(2017年6月10日(土))です。 大邱十味のひとつ「ヌルングクス」の名店「桐谷ハルメソンカルグクス」を出て、近くの「桐谷ネゴリ」(동곡네거리)バス停へ。大邱広域市の西側に隣接す…

大邱の旅[201706_01] - 東城路(トンソンノ)近辺のスポット巡り、そしてまたあのひとに会いに

今回からは、本年(2017年)6月9日(金)から同月11日(日)にかけての大邱(テグ)広域市の旅をお届けします。 韓国有数の大都市である大邱広域市の人口はおよそ250万人。韓国では4番目ですが、3位の仁川をソウルと同じ首都圏として一体だと考えるならば韓…

ソウルの旅[201705_12] - 焚身した労働烈士を記念する「全泰壱橋」、そして鍾路のうんまいもの巡り

前回のエントリーの続きです。 韓国・光州(クァンジュ)広域市を中心に巡った旅の3日目(2017年5月22日(月))です。 終点の龍山(ヨンサン)駅でKTXを下車、首都圏電鉄(地下鉄)1号線に乗り換えて鍾路3街(チョンノサムガ)駅に到着。情感あふれる酒場が無…

光州の旅[201705_11] - 2大在来市場の名物飲食をはしご、そしてさらば光州、また来る日まで

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 韓国・光州(クァンジュ)広域市を中心に巡る旅の3日目(2017年5月22日(月))です。 南区(ナムグ)楊林洞(ヤンニムドン)にある「ペンギンマウル」の近くでタクシーをつかまえて、やって来た…

光州の旅[201705_05] - 5.18の負傷者を手厚く看護した2病院、往年の駅前市場の雰囲気漂う夜市場

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 韓国・光州(クァンジュ)広域市、1980年5月にこの街で発生した10日間の「5.18民主化運動」(5.18民衆抗争、光州事件)の史跡や関連施設を巡る旅の1日目(2017年5月20日(土))です。 朝鮮大学校…

光州の旅[201705_03] - 5.18の烈士たちが行き交った聖堂とアパート、光州川沿いの史跡群

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 1980年5月20日夕方の民主技師による車両デモのスタート地となった「無等競技場正門」を出て、そばを流れる光州川(クァンジュチョン)を渡り、20分ほど歩いて次の目的地である光川洞(クァンチ…

釜山の旅[その7] - 避難民の辛苦を物語る「40階段」と「文化館」、そしてチュックミ焼き&ユブジョンゴル

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 「ヒンヨウル文化マウル」バス停から乗車した82番バスで、地下鉄(都市鉄道)1号線の「凡一」(ポミル)駅に到着。そこから徒歩、この日(2月12日)の前日の夜に訪問したばかりのKorail京釜線の…

釜山の旅[その6] - 海沿いに貼り付いた風光明媚な「白い早瀬の村」ヒンヨウル文化マウル

前回のエントリーの続きです。 明けて、最終日となる2月12日(日)の朝。この日もいい天気です。チェックアウトを済ませた後、まずは荷物を預けるためにコインロッカーへ。ホテルから近い地下鉄(都市鉄道) 2号線「沙上」(ササン)駅にもコインロッカーは…

釜山の旅[その5] - 年に1度の小正月行事と神々しい舞踊、あの陸橋脇の酒場で食べるティッコギ

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 前回にも触れましたが、この日(2017年2月11日)は旧暦の「テボルム(대보름:小正月。旧暦1月15日。旧暦で1年最初の満月の日)にあたり、この日韓国ではこれにちなんだ民俗行事が全国津々浦々…

泰安の旅 - 広大な干潟がもたらす春限定の味覚「ポンソルゲ」(アナジャコ)を味わう

本来ならば今回は本年(2017年)2月の釜山の旅の続きなのですが、今回は特別編として、ちょうど1年前の本日(4月9日)に0泊の弾丸で出かけた、忠清南道(チュンチョンナムド)・泰安(テアン)の旅を紹介したいと思います。 深夜の羽田空港。前回(2016年3月…

釜山の旅[その2] - 大量のおかずが出てくる国際市場の酒場に、富平カントン市場の名物「夜市場」

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 再び2月10日の夜に戻ります。「平和の少女像」のある「草梁」(チョリャン)駅から地下鉄(都市鉄道)1号線に乗り、「チャガルチ」駅で下車。有名なチャガルチ市場からも近いこの駅、日本語表記…

太白の旅[その5] - ソウルを貫く漢江の源流に慰霊塔、往時の石炭産業全盛期を記憶し保存する「鉄岩炭鉱歴史村」

前回のエントリーの続きです。 gashin-shoutan.hatenablog.com 日付は変わって1月23日 (月)。この日はまる一日かけて、太白市内のみどころをめぐる予定です。なのでちょっと早起き。まだ日の出前の午前7時、空にはぽっかりお月様。正面に見える山はちょう…

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